ドライフルーツの種類と選び方(1)|代表的な種類と特徴
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コーヒーを淹れる時間。
午後の紅茶。
ワインを開ける夜。
旅先の移動中や、仕事の合間、スポーツの後に少しだけ何かを口にしたいとき。
そんな日常の中で、ドライフルーツは意外と頼れる存在です。
健康食や保存食、ヨーグルトのトッピングといった印象もありますが、実は種類によって、甘み、酸味、香り、食感は大きく異なります。
この記事では、代表的なドライフルーツの種類と、それぞれの特徴をご紹介します。
いつものおやつやおつまみに変化やアクセントを加えたいときの参考にしてみてください。
ドライフルーツを知ると、選び方が変わる
ドライフルーツは、果物の水分を抜いて乾燥させた食品です。水分が少なくなることで、果実の甘みや香りが際立ち、生の果物とはまた違った風味が生まれます。
乾燥させることで保存しやすくなるだけでなく、果物に含まれる食物繊維やミネラルなどを、手軽に取り入れやすいのも特徴です。小さく、軽く、持ち歩きやすいため、朝食や間食、外出時のおともにも向いています。
ただし、ひと口にドライフルーツといっても、種類によって個性はさまざまです。果実の種類が変われば、甘みや酸味の出方が変わります。産地や品種によって、香りや色合いにも違いが出ます。さらに、乾燥方法や、砂糖・植物油などの有無によって、食感や後味も変わってきます。
まずは代表的な種類を知っておくと、自分の好みや食べる場面に合わせて選びやすくなります。
代表的なドライフルーツの種類
ドライフルーツにはさまざまな種類があります。ここでは、比較的なじみのあるものを中心に、甘みや酸味、代表的な産地、栄養面から簡単にご紹介します。
レーズン
レーズンは、ぶどうを乾燥させたドライフルーツです。パンや焼き菓子、シリアルなどにもよく使われる、もっとも身近な種類のひとつです。
代表的な産地としては、アメリカのカリフォルニアがよく知られています。そのほか、トルコ、オーストラリア、中国などでも生産されています。
一般的によく見かけるのは、黒系や茶系のレーズンです。濃厚な甘みと、ぶどうらしいコクのある香りが特徴です。食物繊維やカリウムを含む果実としても知られ、小粒で扱いやすいため、朝食や間食にも取り入れやすいドライフルーツです。
また、レーズンには緑色を帯びたものや赤みのあるものなど、色や香りの異なる種類もあります。同じレーズンでも、品種や産地によって風味が変わるのも面白いところです。
デーツ
デーツは、ナツメヤシの実を乾燥させたドライフルーツです。名前が似ているため「ナツメ(棗)」と混同されることがありますが、デーツはナツメヤシの果実で、ナツメとは別の植物です。
主な産地は、中東や北アフリカなどの乾燥地域です。黒糖やカラメルを思わせるような濃い甘みと、ねっとりした口あたりが特徴です。砂糖菓子のような甘さではなく、果実由来の深い味わいを楽しめます。
栄養面では、食物繊維、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを含むことで知られています。甘みがしっかりしているため、少量をゆっくり楽しみたいときに向いています。
いちじく
ドライいちじくは、やさしい甘みと、種のぷちぷちとした食感が特徴です。噛むほどに甘みが広がり、素朴ながら奥行きのある風味があります。
代表的な産地としては、トルコ、イラン、ギリシャ、スペインなど。地中海沿岸や中東地域で古くから栽培されてきた果実です。
いちじくは、食物繊維を含む果実としても知られています。やわらかな果肉と細かな種の食感が合わさり、ゆっくり噛んで楽しめるのが魅力です。白いちじく、黒いちじくなど種類によっても甘みや食感が異なります。
プルーン
プルーンは、西洋すももを乾燥させたドライフルーツです。しっとりとした食感と、深みのある甘みが特徴です。
代表的な産地としては、アメリカやフランスなど。そのまま食べるほか、ヨーグルトに添えたり、煮込み料理やソースに使われたりすることもあります。
栄養面では、食物繊維やカリウム、鉄分などを含む果実として知られています。健康的なイメージが強いドライフルーツですが、やわらかな口あたりと、落ち着いた甘みを楽しむ素材として見ると選びやすくなります。
アプリコット
アプリコットは、あんず(杏)を乾燥させたドライフルーツです。ほどよい酸味と、やさしい甘みが特徴です。
代表的な産地としては、トルコがよく知られています。そのほか、中央アジアや地中海沿岸地域などでも栽培されてきた果実です。
アプリコットは、食物繊維やβカロテンを含む果実としても知られています。甘みだけでなく酸味もあるため、後味が重くなりにくいのが魅力です。濃厚な甘さのドライフルーツが少し苦手な方でも、食べやすく感じることがあります。
マンゴー
ドライマンゴーは、南国らしい香りと濃厚な甘みで人気の高いドライフルーツです。果実感がわかりやすく、ドライフルーツにあまり慣れていない方でも手に取りやすい種類です。
代表的な産地としては、フィリピン、タイ、メキシコなど。産地や品種によって、甘みの強さや香り、食感には違いがあります。
マンゴーは、βカロテンを含む果実としても知られています。ただし、市販のドライマンゴーには砂糖を加えたものも多くあります。果実そのものの味を楽しみたい場合は、原材料表示を見て選ぶとよいでしょう。
クランベリー
ドライクランベリーは、甘酸っぱさと鮮やかな色合いが特徴です。ヨーグルト、グラノーラ、サラダ、焼き菓子などに使いやすく、料理やお菓子に彩りを添えてくれます。
クランベリーは、アメリカやカナダなど北米を代表する果実のひとつです。酸味がはっきりしているため、生のままよりも、ジュースやドライフルーツなどに加工されることが多い果実です。
栄養面では、ポリフェノールを含む果実として知られています。一方で、酸味が強いため、砂糖や植物油を加えて食べやすく仕上げている商品も多くあります。自然な風味を重視したい場合は、原材料を確認して選ぶのがおすすめです。
次の記事では、選び方と楽しみ方をご紹介します
ドライフルーツは、果実の種類によって甘みや香り、食感が大きく変わります。
甘みの濃いもの、酸味のあるもの、香りを楽しめるもの、食感に個性があるもの。
次の記事では、こうした特徴をふまえて、ドライフルーツを選ぶときのポイントや、飲み物・シーンに合わせた楽しみ方をご紹介します。