レーズンの栄養と効果を検証|成分・食べる量・種類による違い
Share
レーズンは、ぶどうから水分を抜いてつくられるドライフルーツです。小さな一粒には、活動のエネルギー源となる糖質をはじめ、食物繊維、カリウム、鉄、マグネシウム、ぶどう由来のポリフェノールなどが詰まっています。
乾燥によって水分が減ると、栄養成分が重量当たりで濃くなると同時に、糖質やエネルギーの割合も高くなります。レーズンの栄養を上手に生かすには、成分だけでなく、一度に食べる量も知っておくことが大切です。
本記事では、レーズンに含まれる主な栄養と、体内で期待される働きを確認します。さらに、一般的なカリフォルニアレーズンと、色や香りの異なるグリーンレーズン、レッドレーズンを数値で比較します。
レーズンに含まれる主な栄養
日本食品標準成分表に収載されている、一般的な干しぶどうの主な栄養成分は次の通りです。
| 主な栄養成分 | 100g当たり | 25g当たりの目安 | 体内での主な働き |
|---|---|---|---|
| エネルギー | 324kcal | 約81kcal | 体や脳を動かすエネルギーになる |
| 炭水化物 | 80.3g | 約20.1g | 主に糖質としてエネルギー源になる |
| 食物繊維 | 4.1g | 約1.0g | 便の形成や腸内環境を支える |
| カリウム | 740mg | 約185mg | 体内の水分量やナトリウムとの均衡を整える |
| カルシウム | 65mg | 約16mg | 骨や歯の形成、筋肉や神経の働きに関わる |
| マグネシウム | 31mg | 約8mg | エネルギー代謝や筋肉、神経の働きに関わる |
| 鉄 | 2.3mg | 約0.6mg | ヘモグロビンの材料となり、酸素の運搬に関わる |
※25g当たりの数値は、100g当たりの成分値から算出した概算です。
※原料ぶどうの品種、産地、乾燥状態、商品によって成分値は異なります。
出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
100g当たりの数値は食品同士の比較には便利ですが、実際に一度に食べる量としては多めです。レーズンには一律の摂取基準がないため、日常の間食では25g程度を一回分の目安とすると、量を把握しやすくなります。
25gでは、エネルギーは約81kcal、炭水化物は約20.1g、食物繊維は約1.0gです。医学的に定められた推奨量ではありませんが、糖質やエネルギーを意識しながら楽しみやすい実用的な量といえるでしょう。
レーズンは一粒が小さく、袋からそのまま口にしていると、食べた量が分かりにくくなります。小皿に分けるほか、一回分ずつ包装された商品を選ぶと調整しやすくなります。
SUNOMAのグリーンレーズンとレッドレーズンは、一回分の量を意識しやすいよう、25gずつの小分け袋にしています。計量の手間がなく、仕事の合間や外出先にもそのまま持ち出せる容量です。

緑香妃(大粒のグリーンレーズン)25g|ノンオイル/香料・着色料無添加
紅香妃(大粒のレッドレーズン)|ノンオイル/香料・着色料無添加
初回お試しセット(ノンオイルのレーズン4種類・送料無料)お得な980円| 無添加ドライフルーツ
レーズンに期待できる栄養面での働き
レーズンに含まれる成分は、それぞれ体内で異なる役割を担っています。
糖質で活動に必要なエネルギーを補う
レーズンに多く含まれる糖質は、体や脳を動かすエネルギー源になります。
糖質というと、控えるべき成分のように捉えられることがあります。しかし、体や脳を動かすための主要なエネルギー源であり、日々の活動を支える栄養成分のひとつです。
食事量が少なく、必要なエネルギーを十分に補えない状態では、疲労感や集中力の低下を招き、運動や仕事のパフォーマンスに影響することがあります。
仕事や勉強の合間、移動や旅行で食事の間隔が空いたとき、ウォーキングや登山などで体を動かす場面では、少量でもエネルギーを補いやすい食品です。
食物繊維を間食から補える
食物繊維は、人の消化酵素では分解されにくい成分で、便の形成を助けたり、腸内環境を整えたりする働きに関わります。
レーズンは、甘みを味わいながら食物繊維も摂れる点が魅力です。おやつに選ぶことで、日常の中で無理なく補う習慣につながります。
野菜、豆類、海藻、穀物などを中心とした食事を基本にしながら、レーズンを間食に加えることで、食生活の選択肢も広がります。
カリウムを摂取できる
カリウムは、体内の水分量を保ち、ナトリウムとのバランスを整えるために必要なミネラルです。
外食や加工食品が続くと、食事は塩分に偏りがちです。レーズンなどのカリウムを含む食品を日々の食事に加えることは、栄養の偏りを見直す手掛かりになります。
ただし、腎機能に制限がある場合は、カリウムの摂取量に注意が必要です。医師や管理栄養士から指示を受けている場合は、その内容に従って食品を選ぶことが重要です。
鉄を日々の食事に加えられる
鉄は、赤血球中のヘモグロビンを構成し、酸素を全身へ運ぶ働きに関わるミネラルです。
レーズンを日々の食事に少しずつ加えることで、鉄を摂る機会を増やせます。
ただし、レーズンの鉄は、植物性食品に多い非ヘム鉄です。肉や魚に含まれるヘム鉄と比べて吸収されにくいため、レーズンだけで補うのではなく、肉、魚、豆類、野菜などと組み合わせて考えることが大切です。
ぶどう由来のポリフェノールを含む
レーズンには、原料となるぶどう由来のポリフェノールがあります。
ポリフェノールは、植物が紫外線や外部環境から身を守るためにつくる成分の総称です。原料ぶどうの品種や色、種子の有無、乾燥方法などによって、その量や構成は変わります。
果実由来の成分を摂りながら、甘みや香りも味わえることは、レーズンならではの魅力です。
カリフォルニアレーズン、グリーンレーズン、レッドレーズンを数値で比較
深紫色のカリフォルニアレーズン、黄緑色のグリーンレーズン、赤褐色のレッドレーズンは、いずれもぶどうを乾燥させた食品です。
糖質を中心に、食物繊維、ミネラル、ポリフェノールなどを持つ点は共通しています。ただし、原料ぶどうの品種や産地、乾燥方法、仕上がりの水分量が異なるため、成分の割合にもそれぞれ違いが生まれます。
一般栄養成分を比較する
| 主な成分/100g | カリフォルニアレーズン の参考値※1 |
グリーンレーズン | レッドレーズン |
|---|---|---|---|
| エネルギー | 324kcal | 355kcal | 356kcal |
| 水分 | 14.5g | 12.3g | 11.7g |
| たんぱく質 | 2.7g | 3.3g | 2.7g |
| 脂質 | 0.2g | 1.4g | 1.1g |
| 炭水化物 | 80.3g | 82.4g | 83.9g |
| 食物繊維 | 4.1g | ― | ― |
| カリウム | 740mg | ― | ― |
| カルシウム | 65mg | 38.2mg | 29.9mg |
| マグネシウム | 31mg | 33.3mg | 43.1mg |
| リン | 90mg | 143mg | 176mg |
| 鉄 | 2.3mg | 3.2mg | 1.8mg |
| ポリフェノール | 約400mg※2 | 260mg | 240mg |
※1 カリフォルニアレーズンの一般的な栄養構成を示す参考として、日本食品標準成分表に収載された「干しぶどう」の数値を使用しています。特定のカリフォルニアレーズン商品を分析した数値ではありません。
※2 カリフォルニア・レーズン協会が掲載する数値です。
※グリーンレーズンとレッドレーズンは、SUNOMA取扱商品の分析値です。
※「―」は、今回使用した資料に分析値がない項目です。
※数値の出所や分析条件が異なるため、厳密な同一条件による比較ではありません。
エネルギーは三種類とも100g当たり300kcal台、炭水化物は80g前後で、近い数値に収まっています。
ミネラルの数値に表れる三種類の違い
個別のミネラルを見ると、種類ごとの傾向がより明確になります。
鉄は、グリーンレーズンが100g当たり3.2mgで、カリフォルニアレーズンの参考値2.3mg、レッドレーズンの1.8mgを上回っています。
マグネシウムは、レッドレーズンが43.1mgで三種類の中では最も高く、リンも176mgと、グリーンレーズンやカリフォルニアレーズンの参考値より多い数値です。
カルシウムは、カリフォルニアレーズンの参考値が65mgで、グリーンレーズンの38.2mg、レッドレーズンの29.9mgを上回っています。
鉄はグリーンレーズン、マグネシウムとリンはレッドレーズン、カルシウムはカリフォルニアレーズンの数値が高く、種類によってミネラルの構成に違いが見られます。
こうした違いには、レーズンの色に加え、原料ぶどうの品種や栽培環境、乾燥方法など、それぞれの成り立ちが反映されています。
なお、カリフォルニアレーズンは公的な標準成分値、グリーンレーズンとレッドレーズンは特定商品の分析値です。数値は単純な優劣ではなく、三種類が持つ栄養面の個性として見るのが適切です。
レーズンの栄養を、毎日の間食に
レーズンは、活動に必要な糖質とともに、食物繊維や複数のミネラル、ポリフェノールを摂りやすい食品です。水分が少ないため少量でも甘みを感じやすく、日々の間食にも無理なく加えられます。
カリフォルニアレーズン、グリーンレーズン、レッドレーズンは、主な成分に共通点がある一方、ミネラルの数値や香り、甘み、酸味には違いがあります。
カリフォルニアレーズンは、濃厚で親しみやすい甘みが持ち味です。グリーンレーズンは、マスカットを思わせる香りと、甘みの後に立ち上がる爽やかな酸味を備えています。レッドレーズンには、甘酸っぱさと、バラやワインを思わせる芳香があります。
栄養面に注目して選ぶことも、飲み物との組み合わせや好みの味わいから選ぶこともできます。食べる量の目安を知り、自分の生活や目的に合った種類を選ぶことが、レーズンの栄養を無理なく生かす方法です。
この記事で紹介された商品

緑香妃(大粒のグリーンレーズン)25g|ノンオイル/香料・着色料無添加
紅香妃(大粒のレッドレーズン)|ノンオイル/香料・着色料無添加