レーズンは食べ過ぎると体に悪い?適量とカロリーの考え方
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レーズンを食べ始めると、ついもうひと粒。
小さくて食べやすく、自然な甘みがあるため、気がつけば思った以上に食べていた、ということもあります。
レーズンは、ぶどうを乾燥させた身近なドライフルーツです。そのまま食べても、ヨーグルトやサラダに加えても楽しめます。一方で、小粒で食べやすいからこそ、食べる量が増えやすい食品でもあります。
では、レーズンを食べ過ぎると、体にはどのような影響があるのでしょうか。また、日常で楽しむなら、どのくらいの量を目安にすればよいのでしょうか。
今回は、レーズンのカロリーを確認しながら、食べ過ぎた場合に考えられる影響と、無理なく取り入れるための適量について考えてみます。
甘いレーズンは高カロリーなのか
文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、一般的な干しぶどう100gのエネルギーは324kcalです。
日常で100gのレーズンを一度に食べることは多くありませんので、25gに換算してみると約81kcalになります。
| 主な成分 | 100gあたり | 25gあたりの目安 |
|---|---|---|
| エネルギー | 324kcal | 約81kcal |
| 炭水化物 | 80.3g | 約20.1g |
| 食物繊維 | 4.1g | 約1.0g |
| カリウム | 740mg | 約185mg |
※25gの数値は100gあたりの成分値から換算した目安です。
レーズンのカロリーが特別に高いというより、「生のぶどうから水分が抜け、小さな粒の中に成分がぎゅっと詰まっている」と考えた方が分かりやすいでしょう。
種類や乾燥状態によっても数値には差があります。例えば、SUNOMAで扱うグリーンレーズンとレッドレーズンの分析値では、100gあたりのエネルギーは355~356kcal。25gなら約89kcalです。
問題になるとすれば、一粒一粒のカロリーよりも、小さくて食べやすいために量が増えやすいことです。
SUNOMA
レーズンを食べ過ぎた時の人体への影響
カロリー摂取量が多くなる
レーズン25gなら約80~90kcalですが、50gならその倍、100gなら300kcalを超えます。
仕事をしながら、映画を見ながら、あるいはワインを飲みながら袋から直接つまんでいると、意外に量が増えてしまいます。
厚生労働省の「食事バランスガイド」では、お菓子や嗜好飲料などの間食は1日200kcal程度が目安とされています。もちろん必要なエネルギー量は年齢や体格、運動量によって異なりますが、レーズンも、一日の食事全体の中で位置づけて考えるとよいでしょう。
炭水化物をまとめて摂りやすい
レーズンの甘さは、ぶどうにもともと含まれている果糖やブドウ糖などの糖に由来します。
砂糖を加えていないレーズンでも甘いのはそのためです。
糖質は体を動かすためのエネルギー源ですから、「糖質が含まれる=体に悪い」ということではありません。
一方で、水分の多い生の果物と違い、レーズンは少ない量でも炭水化物を摂りやすい食品です。食べやすさにつられて量が増えれば、その分だけ摂取するエネルギーも増えていきます。
つまり、レーズンそのものが問題というより、小粒で食べやすいために、気づかないうちに量が増えやすいことに注意したいのです。
お腹が張ったり、ゆるくなったりすることも
レーズンには食物繊維が含まれています。
食物繊維は日々の食生活に必要な成分ですが、普段あまりドライフルーツを食べない人が一度に多く食べると、体質によってはお腹の張りやガス、腹部の不快感を覚えることがあります。
また、果物に含まれる果糖などの糖類も、体質や摂取量によってはお腹の調子に影響することがあります。人によっては消化しきれず、お腹がゆるくなったり、下痢になることもあります。
食べ慣れていない方は、まずはひとつまみ程度から取り入れてみるとよいでしょう。
食べ続けると、渋味が口に残ることがある
レーズンは甘いだけの食品ではありません。
原料となるぶどうには、タンニンをはじめとするポリフェノールが含まれています。タンニンなどによる「渋味」は、舌だけで感じる味というより、口の中が乾いたり、少しざらついたりするような感覚として現れることがあります。
レーズンの種類によっては、甘みの後に酸味やわずかな渋味を感じるものもあります。何粒も続けて食べると、その感覚が口に残り、渋味や酸味を強く感じる人もいるでしょう。
これは「体に悪い」という意味ではありません。
水やお茶、コーヒーなどの飲み物と合わせ、ゆっくり味わうと、甘みだけでなく香りや酸味の違いも感じやすくなります。
ミネラルの摂りすぎは大丈夫?
レーズンには、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルも含まれています。
なかでも比較的多いのがカリウムで、一般的な干しぶどうでは100gあたり740mg、25gなら約185mgです。
「ミネラルを摂りすぎると、腎臓などに負担がかかるのでは」と心配になるかもしれません。
しかし、健康な人が一度に25g程度のレーズンを食べる範囲で、ミネラルの摂りすぎを過度に心配する必要はありません。厚生労働省の情報でも、日本人のカリウム摂取量は平均すると目標量を下回っています。
一方、腎機能が低下している方は、カリウムの摂取について医師や管理栄養士に相談する方がよいかもしれません。その場合はレーズンに限らず、果物や野菜を含め、指示に従うようにしましょう。
歯への影響も考えたい
もうひとつ気をつけたいのが、食べる時間です。
レーズンは糖質を含み、歯に付着しやすい食材でもあります。甘いものを長い時間をかけて何度も口にするより、量と時間を決めて味わう方がよいでしょう。
レーズンだけに限った話ではありませんが、食後の歯磨きなど、普段の口腔ケアも意識したいところです。
レーズンの適量はどのくらい?
では、レーズンは一日にどのくらい食べればよいのでしょうか。
日本には「レーズンは一日○gまで」という公的な摂取上限はありません。年齢、体格、食事量、運動量によっても適量は変わります。
そのうえで、日常の間食や食事に取り入れるなら、一回25g程度をひとつの目安にすると分かりやすいでしょう。
一般的なレーズン25gなら約81kcal。間食200kcal程度という目安の半分以下です。また、海外の例では英国NHS(英国の公的医療サービス)が、ドライフルーツの一回分の目安を約30gとしています。
もちろん、25gは医学的な上限ではありません。
活動量が多い日と、食事だけで十分に満足している日では、間食にちょうどよい量も変わります。レーズンも、その日の食事量や体調に合わせて加減するとよいでしょう。
袋の大きさを一回分だと思わず、自分がどのくらい食べているのかを把握することが、食べ過ぎを防ぐ手がかりになります。
SUNOMA
ひとつまみのレーズンで、食卓に彩りを
レーズンは、そのまま食べるだけではありません。
食べる量を自然に調整するなら、まず食べる分だけを小皿に出してみると簡単です。コーヒーや紅茶、中国茶と一緒なら、25gほどでもゆっくり味わえます。ワインなら、ナッツやチーズ、オリーブと一緒に盛り合わせると、一種類を食べ続けるより味の変化も生まれます。
料理では、”サラダにレーズンを散らす”のもおすすめです。
葉野菜にナッツやチーズを合わせ、そこへレーズンをひとつまみ加えると、甘みと酸味がアクセントになります。海外のサラダでは、レーズンやクランベリーなどのドライフルーツを加える組み合わせもよく見られます。オイルやビネガーを使ったドレッシングとも合わせやすく、そのまま食べるのとは違う表情を楽しめます。
朝食なら、ヨーグルトやグラノーラに加える方法もあります。
ヨーグルトの酸味にレーズンの甘みが重なり、ひとつまみでも存在感があります。甘いデザートに使う場合は、たくさん混ぜ込むより、香りや食感のアクセントとして数粒添えるくらいがちょうどよいでしょう。
「一袋食べる」のではなく、「料理や飲み物の中に少し添える」。
そのまま食べるだけでなく、料理や飲み物に加えるだけで、レーズンの楽しみ方はぐっと広がります。
いつもと違うレーズンのおすすめ
ひと口にレーズンといっても、色や大きさ、甘さ、酸味、香りはさまざまです。
日本でよく知られている黒褐色のカリフォルニアレーズンのほか、ゴールデンレーズン、サルタナレーズン、グリーンレーズン、レッドレーズンなどがあります。
SUNOMAで扱う「緑宝石(エメラルド)」は、鮮やかな緑色をしたグリーンレーズン。やさしい甘さと爽やかな酸味があり、そのままはもちろん、サラダやヨーグルトの彩りにも使いやすいタイプです。
さらに大粒の「緑香妃・厳選」は、ふっくら、しっとりとした食感と、余韻のある濃い味わいが特徴です。一粒の存在感が大きいため、紅茶やコーヒーと一緒にゆっくり味わうのにも向いています。
赤みを帯びた「紅香妃」は、甘さだけでなく酸味があり、ワインや薔薇を思わせる香りを持つレッドレーズンです。ワインやチーズと合わせると、一般的なレーズンとは少し違った個性を感じられます。
レーズンの種類については、「レーズンの種類を比較|カリフォルニア・ゴールデン・サルタナ・グリーンレーズンの違い」でも詳しく紹介しています。
まとめ|レーズンは「少量をおいしく」がちょうどいい
どのような食材でも、同じものを摂りすぎれば、食事全体のバランスは崩れやすくなります。
レーズンも同じです。手軽につまめる分、気づかないうちに食べる量が増えることがあります。
だからこそ、たくさん食べるより、自分に合った量で楽しむこと。
日常では一回25g程度を目安にすると、量を把握しやすくなります。小皿に出したり、サラダやヨーグルトに少し加えたりすれば、無理なく取り入れられます。
そのまま食べるだけでなく、飲み物に合わせたり、料理に添えたりしながら、自分にとって心地よい量を見つける。
それも、レーズンとの付き合い方のひとつです。