トルファン産レーズン4種を比較|グリーンレーズンの種類と味わい

トルファン産レーズン4種を比較|グリーンレーズンの種類と味わい

レーズンといえば、小さくて茶色い干しぶどうを思い浮かべる方も多いでしょう。

ところが、中国西部のトルファンには、鮮やかな緑色や深い赤色をしたレーズンがあります。粒の大きさだけでなく、甘みや酸味、香りも実に多彩です。

今回は、シルクロードのオアシスで育まれた4種類のレーズンをご紹介します。

シルクロードのオアシス、トルファンとグリーンレーズン

中国西部、新疆に位置するトルファン。古くからシルクロードの交易の要衝として栄え、ぶどうの栽培にも長い歴史を持つ土地です。

周囲に荒涼とした砂漠が広がるトルファン盆地。夏には気温が40℃を超える過酷な環境ですが、天山山脈の雪解け水などを利用した灌漑によって、古くからぶどうが栽培されてきました。

この土地に伝わる伝統的なぶどうの乾燥方法が、陰房(いんぼう)と呼ばれる専用施設を利用したものです。

土やレンガで造られた壁には無数の隙間があり、収穫したぶどうを房ごと吊るして、乾燥した風を通しながらじっくり水分を取り除きます。直射日光を避けることで、ぶどうの緑色を比較的よく残せるのが特徴です。

こうして作られるグリーンレーズンは、トルファンを代表する特産品のひとつとなっています。

葡萄を陰干しにする陰房(いんぼう) SUNOMA
葡萄を陰干しにする陰房(いんぼう)。壁の四方に乾燥した風が通る通気口が開けられている。


グリーンレーズンとマスカットレーズンの違い

グリーンレーズンとマスカットレーズン。どちらも耳にする名前ですが、その違いをご存じでしょうか。

グリーンレーズンは、主に緑色から黄緑色をしたレーズンの呼び名です。トルファンでは、マスカット系の白ぶどうなどを原料に、伝統的な陰干しによって作られています。

一方、マスカットレーズンは、一般にマスカット系のぶどうを原料とするレーズンを指します。必ずしも緑色とは限らず、産地や乾燥方法によって色合いも異なります。

つまり、グリーンレーズンは主に「色」、マスカットレーズンは「原料となるぶどう」に着目した呼び名です。

両者はまったく別の種類ではなく、重なり合う関係にあり、トルファン産のグリーンレーズンもマスカットレーズンとして紹介されることがあります。

トルファンのレーズン4種、その個性を比べる

まずは、SUNOMAが取り扱う4種類のレーズンを一覧で比べてみましょう。

種類 色・大きさ 味わい 香り・食感
緑宝石 鮮やかな緑・小粒 優しい甘みと爽やかな酸味 フルーティー、適度な柔らかさ
緑香妃 黄緑・大粒 濃厚な甘みと深い旨味 しっとり、ねっとり
紅香妃 深い赤・大粒 コクのある甘みと強めの酸味 薔薇やワインを思わせる香り
緑香妃・厳選 鮮やかな緑・特大粒 濃厚な甘みと深い旨味 ふっくら、しっとりした果肉

※SUNOMA取扱商品の特徴です。天然の農産物のため、粒の大きさや色、味わいには個体差があります。

緑宝石(エメラルド)|グリーンレーズンの代表格

緑宝石は、日本でも比較的よく知られているグリーンレーズン。小粒で食べやすく、優しい甘みと爽やかな酸味が調和した、すっきりとした味わいが特徴です。

中国では、その鮮やかな色合いから「绿宝石(緑宝石)」という商品名で流通しています。

一方、トルファンで広く栽培されている「无核白(無核白)」は、種のない白ぶどうの品種名です。古くからグリーンレーズンの原料として利用されてきました。

つまり、緑宝石は商品としての呼び名、無核白はぶどうの品種名という違いがあります。

果実らしい風味を気軽に楽しめる、親しみやすいレーズンです。

緑香妃(りょっこうひ)|濃厚な甘みを楽しむ大粒レーズン

緑香妃は、緑宝石よりもひと回り以上大きく、細長い楕円形をしたグリーンレーズンです。

ふっくらとした果肉を噛みしめると、羊羹を思わせるような濃厚な甘みと旨味が広がり、後から爽やかな酸味が感じられます。しっとりとした食感と、ひと粒をゆっくり味わえる食べ応えも魅力です。

その名の由来として知られるのが、中国・清朝の乾隆帝にまつわる香妃の物語です。

香妃のモデルとされるのは、現在の新疆にあたる地域から清朝の宮廷に迎えられた、実在の妃・容妃。生まれながらにして体から芳しい香りを放ち、その美貌と香りで乾隆帝を魅了したと語り継がれています。

シルクロードの歴史を思わせる優雅な名前と、凝縮されたぶどうの豊かな味わい。緑香妃は、その両方を楽しめるレーズンです。

紅香妃(べにこうひ)|薔薇とワインを思わせる香り

緑香妃と同じく「香妃」の名を持つ紅香妃は、深い赤色と、やや扁平な楕円形が特徴のレッドレーズンです。

緑色のぶどうが乾燥によって赤くなったものではなく、原料にはグリーンレーズンとは異なる赤系のぶどうが使われています。

最大の魅力は、口に含んだときに広がる華やかな芳香。薔薇やワインを思わせる香りが特徴ですが、香料や着色料などの添加物は一切使用していません。

緑香妃に比べて酸味がはっきりしており、甘みとの対比が味わいに奥行きを与えています。

同じ「香妃」の名を持ちながら、緑香妃とは異なる個性を楽しめるレーズンです。

紅香妃(レッドレーズン) SUNOMA
紅香妃(レッドレーズン)の薔薇やワインの香りは天然の芳香


緑香妃・厳選|ワンランク上のグリーンレーズン

緑香妃・厳選は、通常の緑香妃の中から、特に粒が大きく、鮮やかな緑色をしたものを選定した商品です。

長さ3cm前後にもなる果肉は、ふっくらと厚みがあり、ひと粒でも十分な食べ応え。濃厚な甘みと爽やかな酸味、しっとりとした食感は緑香妃ならではの魅力です。

ひときわ大粒で美しい色合いを持つ緑香妃・厳選は、普段のおやつとしてはもちろん、お客様へのおもてなしや、大切な方への贈り物にもおすすめです。

4つのレーズン、食べ比べの楽しみ

4種類を並べてみると、同じトルファンのレーズンとは思えないほど、色や形、風味が異なります。

まずはそのまま口に含み、甘みや酸味、香りの広がり方を比べてみましょう。ワインのテイスティングのように、後味の余韻まで楽しんでみるのも面白いものです。

次は、お好みの飲み物と一緒に。コーヒーや紅茶、中国茶、ワインなど、何を合わせるかによっても印象は変わります。

くるみやアーモンドの香ばしさ、チーズの塩味を添えると、また新たなおいしさが見つかるかもしれません。

4つの個性を食べ比べながら、自分好みのレーズンを探してみてはいかがでしょうか。

SUNOMAでは、今回ご紹介した4種類を少量ずつ楽しめるレーズン4種のお試しセットもご用意しています。

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